ICLの手術は痛そうだし怖そう・・・・!
どうも、Kenです。ドラキュラに、共感してます。
眼内にコラマーレンズを挿入する視力矯正手術ICL。
適性検査を終え、手術日前の準備も万端で、早速ICLの手術を受けてきました。
今日は手術当日の流れから、手術の体験談までを忘れないうちにメモしておこうと思います。
ICL手術当日の朝
いよいよICL手術当日。
ぼくは午後1時過ぎから手術の予定でしたので、手術当日の朝にやることがあって大忙しでした。
クラビット点眼液を2回うつ
まずは抗菌作用がある目薬の点眼です。

第2回目の検査時に処方された「クラビット点眼液」という目薬。
すでに手術3日前から打ち続けてきましたが、手術当日も点眼する必要がありました。
ぼくのように午後に手術がある場合、
朝と昼で2回、手術前に打つことを求められると思います。
3日前からクラビット点眼液を打ち続けてきたのでその動作はお手の物。
目薬をさして手術本番に備えます。
アベロックス1錠
また、抗菌作用のある飲み薬「アベロックス」を1錠、朝に服用しました。

手術前日にも服用したことがある飲み薬なのでその動作はお手の物。
服用後に眠くなりましたが、異常はありませんでした。
最後のシャワーを浴びる
ICL手術を受けてしまうと、
しばらくシャワーを浴びれないことがわかっていたので、最後のシャワーを浴びてきました。
ICLでは「手術後の翌々日の夕方」から水を浴びれるようになるので、7月の真夏日でもシャワーを我慢せねばなりません。
最後の晩餐よろしく「最後の行水」をすませておきましたね。
コンタクト、整髪料はNG
さて、いよいよICL手術を受けてに病院に向かう時がきたのですが、ICL手術前は、
- コンタクト
- 整髪料
がNG。
シャワーを浴びて髪を乾かした「生の状態」で病院に行きました。
もちろん、視力が0.1以下なのでメガネを着用です。
クリニックに到着
さて、そんなこんなでICLの手術を受けるために神戸神奈川アイクリニックさんに到着。

同意書を提出
まずは2回目の検査時にもらった同意書を提出します。

こちらの同意書には、
- ICL手術のリスクを理解して手術を受けます
- 処方された薬を正しく服用してきました
などなどが記されております。
そして、手術を受けるものは全てに同意したことを示すため、
署名してハンコを押して、患者の宣誓を埋める必要があります。
同意内容にビビって逃げたくなりましたが、すでにレンズ代金の25万円を納めていたため引き下がれず。
もうやったろうじゃねええかの気概です。
手術料金の支払い
あとは残りの手術料金の支払い。ぼくはクレジットカード払いを選択しました。

手術の残り代金の40万円ですね。
これまでの人生でこれほど大金を決済したことがなかったので流石に手が震えました。
薬を処方される(手術キット)
支払いが完了すると、手術後に必要な目薬が処方されます。
- クラビット点眼液1.5%(抗菌)
- DEX 0.1%(炎症予防)
- ジクロフェナック(炎症抑える)
の3種類。

その目薬の使い方から、点眼の方法まで解説してくれている説明書を紙袋に同封してもらえます。
あとは手術後に着用する防護メガネまでこの時点でもらえます。
ICL手術ではこの紙袋を持ち運ぶことになりますね。

一気に説明されてわけわからなくなりましたが、説明書が入っているので内容を忘れてもどうにかなりました笑
ICL手術直前
さて、ICL手術も直前となりました。
手術前の点眼
先ほどの受付で、手術後の目薬とは別に
直前の点眼キット
を渡してもらえます。

緑と白の目薬でそれぞれ、
- 白:瞳孔を開くための目薬
- 緑:殺菌・消毒の目薬
でした。

こいつらを交互に5分ごと手術開始までの30分間さしつづけていきます。
目薬をさす時間が色ごとに記載されているので、時計を見ながら時間になるとその色の目薬を点眼して行きます。
「めはだいじ」でICLを体験した寺田さんが、
このねー、瞳孔を開く目薬はまだいいのですよ。この緑色の殺菌の目薬が劇的に染みる。染みるんだよ〜ほんとに困っちゃう。
堀江貴文.「め」は大事(Kindleの位置No.664-665).Kindle版.
と言っていました。
緑の目薬が怖かったのですが、実際にやってみるとそれほどしみるわけではありませんでした。
しみる度合いは人それぞれみたいです。
手術ゾーンの前に移動
待合室で点眼し続けること30分。
ついに自分の名前が呼ばれました。
呼ばれた方向に歩いていくと、そこは手術ゾーンに入る直前の待機所。
目の前にはテレビとロッカーがあり、ここで手術着に着替えさせられます。

ここでも白の目薬のルーチンは継続することを求められ、10分おきに点眼することになります。

しばらくすると、手術ゾーンから手術服を着た助手のような人が現れ、
「じゃちょっと瞳孔をチェックしますね〜」
と瞳孔がひらけているか確認してもらえます。
ぼくの場合、左目の瞳孔の開きが足らなかったようなのでもう一度白の目薬を点眼。
そして再び待機です。
麻酔を点眼
またしばらくすると、手術服の助手がやってきて瞳孔チェック。
「あっ、オッケーですね〜。これから麻酔薬を点眼します〜」
とお兄さんに顔を抑えられ、麻酔薬を点眼してもらえます。そして、再び待機。

確かこの流れで2回ほど麻酔薬を打ってもらった気がします。
手術室の前に移動
麻酔を2回ほどうち、しばらくすると、
「〇〇さん、手術室の前に移動します〜」
と名前を呼ばれ、いよいよ手術ゾーンに入っていきます。
待機する場所は「病院」を感じさせない作りになっており、緊張しなかったのですが、やはり手術ゾーンとなると一気に病院色が増加。
心臓の鼓動も上がります。
ICLの手術が失敗すれば失明するかもしれませんし、これまで通り生活できなくなるかもしれない。
しかも、手術はむちゃくちゃ痛いかもしれない。
そんなICL手術への恐怖が漠然とあり、緊張度マックス。
自分の声が恐怖で小声になっているのを感じました。
そんな時に思い出したのが郷田ゴーさんの「今さら聞けない本当の恋愛入門」という書籍。
ナンパ師の郷田さんは手紙を渡してナンパするスタイルをとっているらしいのですが、その手紙を渡す前の恐怖を、
「戦争に行くよりマシだ」
と考えることで克服しているということでした。
なぜかICL手術直前のぼくの頭にこの郷田さんのメッセージがよぎり、
「ICL手術なんて戦争に行くよりマシだ。かつての若者はそれ以上の恐怖を味わってきたんだ」
と考えることで、ICL手術の恐怖を押し殺していました。
いよいよICL手術スタート
手術室の前で待つこと5分。手術が終わると自分の名前が呼ばれ、
「〇〇さ〜ん、手術室へ」
いざ、ICL手術スタートです。
手術室の体制は意外にもしっかりしていた
手術室に入ると、そこには執刀医を含めて5~6人のスタッフが待機していました。
皆そろって手術服を着ていましたね。
手術室はライトで照らされていて明るく、清潔な印象をうけました。
以前、第2回の検査で瞳孔をチェックした時は薄暗い空間で、医師とスタッフの2名による対応だったので不安でしたが、手術本番ではこの万全の体制に少し安心です。
手術開始
「手術台に乗ってくださいね〜」
「あっ、もっと頭こっちで〜す」
「あっ、行き過ぎ〜。そうそう、そこで〜す」
という感じで手術台のポジションをまずは確定。
執刀してくれたのは北澤先生でした。
手術台に寝そべった状態で自己紹介してくれ、執刀医と少し言葉をかわせたのが安心でした。
手術台に乗り終わると「顔のパーツを隠す装置」をつけられます。
目以外の顔全体が隠れるようなもので、右目の手術の時は右目だけ、左目の時は左目だけをあらわにできるようでした。
その装置をつけた状態で、まずは右目から。右目の開きをオープンして、ぼくは右目だけが見える状態でした。
まずは右目に麻酔を点眼。
「麻酔が行き渡るまで少し目をつむってもらいま〜す」
「はい」
と目を数十秒つむりました。
その後、強制的に開く機器をつけられ、消毒液をドバドバとかけられます。
あとは確か目の中がよく見えるように顕微鏡なような器具もつけられたと記憶しております。
その状態で、強烈な光を目ん玉に照射。
「ちょっと眩しいですよ〜」
「はい」
この光を照射しまくった状態で、先生が執刀していきます。
手術前に読んだICL体験談では「医師が持っている執刀器具が見えて怖い」とのことだったのですが、ぼくの場合、
光が強すぎて医師の道具は見えませんでした。
しかも、痛みを感じるフェーズに移る前に、
「ちょっとちくっとするかもしれません〜」
と話しかけてくれたので、心の準備ができたのもよかったですね。
ぼくの感覚では、ICLの手術で痛みを感じたのは、
- 角膜に切れ目を入れるところ
- レンズを固定するところ
の2箇所。
予想していたより痛いわけではなく、本当にちくっとする程度でした。
健康診断で腕に注射を打つ方が3倍ぐらい痛いです。それほどICL手術の痛みは微量でしたね。
あとは、痛みというより、目ん玉に強烈な圧迫感を受けることがありました。
それは、レンズ固定後に消毒液のようなものを流されるフェーズ。
ドバドバと目に消毒液が注がれ、目ん玉が流されてしまうんじゃないかという感覚に陥りました笑
ただ、目が流されそうになりましたが、痛いわけではないのでそれほど苦痛はありませんでしたね。
同じ流れで今度は左目。
左目の手術になると、痛みや圧迫感を受けるフェーズがわかっていたので、心の準備ができて手術を受けられました。
手術中に編み出したのが、
手術中の意識を腹式呼吸に向ける
ということ。
手術中は目がいじられ、流され、正直、心地よいものではないので、目に意識を向けるのではなく、自分の呼吸に意識を向ける。
ちょうどボイトレで腹式呼吸を習い始めたばかりだったので、後半の手術中はもっぱら意識を腹に集中し、落ち着くように心がけていましたがこれが正解。
両目で9分ほどで手術が無事に終了です。
ICL手術後の流れ
怖くてちょっと痛かったICL手術も無事に終了。
健康ランドのような休憩スペースで休む
手術が終わると、手術室横のスペースに連れていかれます。
その様子は健康ランドの休憩スペース。
寝転んで休めるソファが数台設置されており、手術を終えた方々が休んでいました。

そこで指示されたのが、最初に処方された3つの目薬を順番に指すということ。
まずクラビット点眼液を打つ、さらに、茶色、次に水色という順番で5分おきです。

この3種類の目薬の点眼を1時間おきにしなければならず、まず第一回をこの休憩スペースでおこなうわけです。
また、このスペースにはウォーターサーバーが設置されています。
水を飲みながらのんびり休めました。
検査
ぼくの場合、40~50分休憩した後、
「じゃあ〇〇さん、検査にうつりますよ」
と、手術ゾーンの外に連れていかれます。
手術直後に検査したのは次の3つ。
- 度数(気球のやつ)
- 眼圧(空気が吹きかけられるやつ)
- 視力検査(Cのやつ)
特に度数、眼圧の数値のフィードバックは受けられませんでしたが、手術直後の視力は左右それぞれ1.5!!
無事に見えていたので一安心です。
ただ、視力は回復していたものの、
目には強烈な異物感のようなものが残っていました。
まるでコンタクトレンズを3日間連続でつけた時の心地で、瞼が重く、あまり目を開けられなかったのです。
あとは瞳孔が開いていたためか近くのピントが合いづらかったと記憶しています。
執刀医にみてもうう
検査が終わると、執刀してくれた医師に目のチェックをしてもらいます。
ふたたび医師が待機している手術室へ。
手術ウェアに着替えて荷物をロッカーに預け、ふたたび手術ゾーンへ向かいます。

この検査では、
眼内でレンズが固定できているのか最終確認してもらえます。
「手術お疲れ様でした〜」
「ありがとうございました〜」
「ではレンズのチェックしていきますね」
・・・・・・・・・
「うん、バッチリです。お疲れさまでした〜」
「ありがとうございました〜」
という感じで医師との面談は終了です。
帰宅。外はまぶしすぎた
全てのカリキュラムが終了し、帰宅することになります。
事前に渡された防護メガネをつけていざ帰宅です。
僕が手術を受けた7月1日はすでに梅雨明けていて、夏の日照りがランランと降り注いでいました。
外に出てみると、
日差しがまぶしすぎる!!

直射日光が当たるパーツはまぶしすぎて視界が見えなくなるのでとてもじゃないけど歩けそうにありませんでした。
なるべく日陰を通るようにしていました。
おそらくこれは、瞳孔を開くための薬をむちゃくちゃ点眼していたためでしょう。
第1回の検査時も瞳孔の薬で眩しかった経験がありましたからね。
これからICL手術を受ける方はサングラスも持っていくことをおすすめします。
手術では体力を使ったためか空腹感を覚えていたので、近くの「なか卯」でエネルギーを補給。
手術を終えた安心感もあり、ここ数時間でもっとも幸せな瞬間でした。

まとめ:ICL手術は想像よりも早く痛くなった
以上、僕がICL手術をしてきた体験談でした。
手術前の恐怖感がとんでもなかったですが、
- 手術室の万全の体制
- 医師とコミュニケーションをとりながら手術してもらえたこと
- 手術中に腹式呼吸をしていたこと
- 手術が両目9分で完了したこと
などもあり、
案外、ICL手術いけるやん
といまは感じています。
ただ、目薬が目にしみる、また、手術の痛みの度合いなどは個人によると思いますので、一概には言えませんが、
事前に読んでいた体験談よりもはるかに楽でした。
こればかりはやってみないとわからないのでと思いましたね。
お知らせ
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ICL手術の1体験者として、良いところも悪いところも包み隠さず赤裸々に書いてみました。
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ICLに興味がある方はよかったら参考にしてみてください。