そろそろ親知らず抜歯(左下)の体験談を書いておこう
どうも、Kenです。ソーセージで、スタートです。
先週、人生で初めて「左下の親知らずを抜歯」して、ようやく記事を書けるようになりました。
これまで上の親知らず2本を抜歯してきて修羅場をくぐってきたつもりでしたが、今回体験した「下の親知らず抜歯」は
別次元。
上の親知らずの痛みの上空をはるかに越えてきていて、レベルが違う辛さ。
正直、記事すら書けない状態に追い込まれていたのです。
今日はその別次元だった「親知らずの左下の抜歯」の体験談を書いておきます。
左下の親知らずのコンディション
まずは僕の「左下の親知らずの概要」から。
レントゲン写真をみると、まっすぐ生えているものの、
若干、埋没気味になっているらしいのです。

「ちょっと埋まっているので、抜歯はそんな簡単ではないと思います。ギリギリ保険適用内ってところですかね」
とデンティストに言われていました。
また、歯の根っこが内側に「キュッ」となっていますので、レントゲンの時点で大苦戦が予想されていました。

しかも、下の親知らずは神経に近いので麻痺が残る危険もあるとのこと・・・
「押して脱臼させる方法がだめなら、グラインダーで分割するかもしれないね」
「えっ」
「あと、ちょっと埋没しているから歯茎をきるかも」
「ヒッ」
話を聞くだけでも、上の親知らずとのレベルの違いを感じていましたが、僕には逃げ場がありませんでした。
矯正中に親知らずの痛みが発生して死にそうになる、という事件も起こっていたので、抜いても抜かなくても苦しみにぶつかります。
今さら引き下がれませんでした。
左下の親知らず抜歯の体験談
ということで、抜歯の体験談を書いておきますね。
前日から
「フロモックス」という薬を持たされていて、前日から服用するように言われていました。
今回は、抜歯前に親知らず付近で痛みが発生していたので、特別な処置だったんだと思います。

前日の朝・昼・晩の食後に3回フロモックスを服用して抜歯本番に備えます。
16時:歯科に到着
16時に予約していて、時間ぴったりに歯科に到着。
診察カードを恐る恐る受付に渡し、天を仰ぎながら椅子に座っていると、名前を呼ばれました。
16時05分:麻酔注射
本当に抜歯だけなので、いきなりに麻酔注射から。
まずは親知らず周辺の歯茎に塗り薬を馴染ませます。薬がきいたら麻酔の注射を打っていきました。
前回と同じく上、下、親知らずに近い歯茎の3箇所に針を打つことになりました。
やはり、
針を刺してからの時間が長い!
10秒ぐらい耐えねばならず、思い出すだけでも辛いですね。
また、腫れが残っている歯茎には長めに刺されたので、前回より痛みが増加していた気がします。
後は麻酔が効くまで待機です。
診察台を倒して寝た状態で、15分間きたる試練に備えます。
16時25分:抜歯スタート
さて、時は早いもので、あっという間に15分経過。
いよいよ抜歯がスタートしました。
親知らず付近の歯茎に触ってみて痛くないか検証。麻酔が効いているのかチェックしてから抜歯を始めます。
最初に言われていた通り、
歯を揺らして取る
という従来の方法で、抜歯トライアルが始まりました。
これは上の親知らずと同じ方法ですね。
しかしながら、僕の親知らず(左下)はまったく動じず、
1mmも反応することはなく、歯は脱臼しませんでした。
鋭利な器具で親知らずが「ぎゅーっ」とおされている感覚はあるのですが、メキメキとも言いません。
3回目のトライアルが失敗した時点で、
「抜けないので分割して抜歯しますね」
と方向転換することに。
16時45分:グラインダー発動(推定時刻)
ということで、グラインダーの登場です。
親知らずを分割して抜歯してもらうことになりました。
芝刈り機のような音が鳴って、歯なのか、歯茎なのかが切られているような感覚がありましたね。
しかしながら、麻酔が効いていて、どこを切っているかわかりませんでした。
このフェーズでは、
グラインダーのウィーン
↓
親知らずを押して動かそうとする
↓
グラインダーのウィーン
↓
親知らずを押して動かそうとする
↓
グラインダーのウィーン
↓
親知らずを押して動かそうとする
・・・・
という「グラインダー」と「脱臼トライ」の繰り返し。
ただ、親知らずはビクともしないようで、もはや歯科医も同情している空気感が伝わってきました。
僕自身も辛すぎて
「親知らず、そろそろ抜けちゃってもいいんじゃね・・・・」
と自分の歯に語りかける境地に達していましたね。
グラインダーの痛みは感じなかったんですが、音がちょっと怖かったです。
さらに、その後に親知らずをグイグイ押される感覚が気味悪かったですね。
しばらくこのループを経てから、
「あっ、抜けた」
というデンティストの独り言が聞こえてきました。
ようやく、歯の一部が抜けたようでした。
しかしながら、まだ一部しか抜けてないみたいだったので、さらに
グラインダーのウィーン
↓
親知らずを押して動かそうとする
↓
グラインダーのウィーン
↓
親知らずを押して動かそうとする
↓
グラインダーのウィーン
↓
親知らずを押して動かそうとする
・・・・
のループに突入。
抜歯中は苦しすぎて何ループ繰り返されたのか忘れましたが、ようやく終了です。
「抜歯終了です」
と言われて一安心。
危うく抜けなくて救急病院送りになるところでしたよ。
「歯を見ますか」
と言われたので、恐る恐る親知らずを見たところ、4分割されていて跡形もないほどぐちゃぐちゃになっているようでした。

「抜けなくて緊急入院」という事態を避けられたので本当にデンティスト様様です。
親知らずもお疲れ様。よく頑張ったね。
17時:縫合スタート
続いて、縫合がスタート。
歯茎をグラインダーで切っていたようなので、「歯茎を糸で縫い合わせる」という作業が残っていたようです。
麻酔が効いていたので、歯茎を切られていたとは気づきませんでした。
縫い合わせる時は全然痛くなく、針を入れる痛みもなく、針の存在さえも感じませんでしたね。
抜歯の作業より100倍痛くなかったです。
17時10分:終了
縫合は17時10分ぐらいに終了しました。
終わって安心していたところ、歯科医から衝撃の事実が伝えられました。
「お疲れ様でした。いやー抜けてよかったですがたぶん腫れると思います。抜歯に時間もかかりましたしグラインダーで歯茎も切りましたし。一週間、いや、少なくても3日は腫れを覚悟しておいた方がいいと思います」
「えっ、どれくらいはれるんですか」
「こんな感じかな」
と、デンティストは自分のほっぺたの部分を指差し、ぽっこりと大きなパイのような立体を描いていたのです。
結構な大きさの腫れだったので、恐怖感が一気に増してきました。
そう、
下の親知らずは「抜いた後が勝負」だったのです。
薬の処方とお会計
という感じで、抜歯は終了したので、お会計とお薬の処方へ。
痛み止めのロキソニンが3日分。
あとは前日から出されていたフロモックスの追加分の2種類でしたね。
上の親知らず抜歯後の処方と同じです。
ちなみに、診察料金は
1,980円
でした。

いやあ、あれだけ頑張ってもらってこの値段は安すぎますね。
後はお馴染みとなった抜歯後の注意事項の、
- うがいをしすぎるな
- 運動をするな
- 麻酔切れてから食事してほしい
- ロキソニンは6時間ごとに摂取してほしい
を聞いて歯科を出ました。
ここまでは「ただ抜歯をしただけ」なので良かったのですが、その後の
抜歯した後がつらかった。。。
抜歯後の出来事は書きたいことが山ほどあるので、別記事にて「下の親知らず抜歯後の話」を書いてみました。
よかったら参考にしてみてください。
それでは!
Ken